今回は「もえちゃっと☆」キャラクターの原型となる「MoeType」を生み出すクリエイターさんの中から、現在までに5体のMoeTypeを制作し、ハイファイブMoeTypeの作画でもおなじみのKONさんにお話を伺いしました。
―まずは簡単な自己紹介をお願いします。 もえちゃっと☆さまで時々絵を描かせていただいているフリー絵師、KONと申します。 今回光栄にもインタビューにお誘いいただきましてとても嬉しいです。宜しくお願いします。 ―もえちゃっと☆へのクリエイターとしての応募動機を教えてください。 やっぱり萌えは二次元がメインだと思ってるのですが、この二次元とリアルの微妙なスキマを使ったもえちゃっと☆はとても魅力的でした。 ネットでキャラに声をつけるという形を見て、是非自分のキャラクターが喋る所も見てみたい!と思ったのが一番のきっかけです。 ―絵を描き始めたのいつ頃からですか? 気づいたら好きな漫画やアニメの絵を描いていました。(エンピツ画ですけど) 自分オリジナルの子を描いたのは中学生の時。PCを使って描き始めたのは数年前からです。 ―現在までに影響を受けたもの、例えば、作家さん、漫画、ゲーム、映画などがありましたら教えてください。 小学生の時読んでいた少女雑誌や、中学生に入って友達に借りていた少年誌からは特に影響を受けている気がします。小さい頃見た漫画やアニメはどれも影響力がありすぎてとても語りつくせませんが、見てほんわかした気分になれる作品が好きです。ジャンルは学園モノ、ファンタジーが大好きです。 ―現在のマイブーム教えて下さい。 最近のブームは豆乳のコーヒー牛乳です。豆乳は苦手なのですが健康の為にと思って(年寄りくさい) あとはネットゲームを少し。最近初めて課金しました(笑) ―お仕事の合間、気分転換には何を用いていますか? コーヒー飲んでます。苦いのが駄目なので砂糖とミルクがたっぷりのもので。 飲みつつ、上で書いたマイブームのゲームをやったりして時間が思った以上に過ぎたり・・・。 ―MoeTypeを作成する時には何か参考にしたりするのですか? 今までのには特にありません、思いついたキャライメージをばばっと描いてしまうので。 時々「こういうのが欲しい」って言って下さる方がいるので、今後描くなら参考にしてみようと思ってます。(意見下さる方、どうも有難う御座います!) ―MoeType1体を仕上げるまでの日数はどれくらかかりますか? 他のスケジュールと重なってるかどうかによっては様々なので、実質どれくらいかかってるかはよくわかりません。キャラのポーズ変化が大きいと時間は倍増すると思います。 私の場合キャラクターをまず自分なりに完成させてしまうので、それに時間がかかったりもします。 (ラフを色々描いてみて、動かしたり表情変えたり服を変えたりととにかく何枚も描きます。名前や設定も考えたりします。) ―現在までに登録しているMoeTypeの中で、思い入れの深いものがありましたら教えてください。 思い入れといえば、1作目のメガネっ子と吸血鬼です。 1作目は、まずどんな感じのものを描いたらいいかに凄く悩んで探りを入れつつ描いた結果があれになったのですが「もえちゃっと」の中にいて、この子違和感無いだろうかとか色々考えました。 吸血鬼は手直しを色々加えて現状のものになったので時間も随分かかっています。それだけに自分の描きたかった子が描けたので嬉しかったです。背景をどこまで入れていいのかのチャレンジもここでしてみました。 ―使用機材、制作環境などを教えてください。 WindowsXPで、絵はPhotoshopを使って描いています。(線画はアナログ、データ両方) ―ご自分の描かれたキャラクターでボイスアクターさんが喋るということは、どのように感じられますか? もちろん凄く嬉しく思います!色々な声の方がいる分、キャラも色んな子になってるんだろうなと思うととても楽しいです。自分の絵を選んで使って下さるというのだけでも光栄に思っております。 これからも可愛くかっこ良く、演じてやってくださいね! ―KONさんのように上手な絵を描きたい!という人にアドバイスがありましたらお願いいたします。 絵を描き始めたばかりなら全身を描くようにする、途中で止めないで1枚絵を描いてみる。 既に自分なりの絵柄が出来てたらそれを極める、構図を変える、年齢の幅を広げる。 ・・・と、ありきたりな意見を書いてみたはいいけど自分もまだまだ勉強が必要なのですが・・・。 でも、自分で描いて「楽しい!」「可愛く描けた!」と思えたらとても良いと思います。 キャラを描くならその子が喋ったり動いたりする所を想像しつつ描いてみるといいですよ。 ―ユーザーさん、ボイスアクターさんに向けてメッセージがありましたらお願いいたします。 絵を描いた後はアクターさんが声を入れて、それと対面するのはユーザーさんなので 自分の知らないところでたくさんの出会いがあると思います。 アニメでは出来ない「キャラクターとの会話」を、お互いに楽しんでいただければ幸せです! http://kon.xxxxxxxx.jp/ ―KONさんありがとうございました。 インタビュー日時:2007年6月15日
今回のインタビューはいかがでしたでしょうか? キャラクターに対する愛情や、KONさんの人柄の良さがとても分かるインタビューだったのではないでしょうか? こうして今までのMoeTypeを見てみると、毎回遊び心が満載で楽しいMoeTypeばかりですね! KONさんはイラスト検索ページの「クリエイターさんからのコメント」という欄にも、一体一体コメントをつけて下さっています。 コンセプト等もそちらに書いてありますので、ぜひ探してみてください。 また、機会がありましたらクリエイターさんにインタビューを行なって参りたいと思いますのでご期待ください。